政府が5月30日に発表した2017年度版「観光白書」は、2016年の国内旅行の状況を解説している。国民1人当たりの宿泊観光旅行(観光目的に限った旅行)については、年間旅行回数が前年比2・9%増の1・39回、年間宿泊数が同0・4%増の2・28泊となった。
観光庁の旅行・観光消費動向調査の結果(確報値)。16年の結果は、調査対象が拡充された10年以降で見ると、宿泊数が最高値、旅行回数が13年とほぼ同数で最高値を記録した。
17年3月に改定された政府の観光立国推進基本計画では、国民1人当たりの宿泊観光旅行の年間宿泊数を20年までに2・5泊に引き上げることが目標(参考指標)として掲げられている。